2013年11月24日(日)
カムシャフト周りからの異音
ショベルヘッドのカム周りから異音が発生していました。
原因はカムギアとピニオンギアのクリアランス不良でした。

もともとカムギアとピニオンギアは製造段階でラッシュ調整が
されていますが、カムシャフトを交換するとラッシュ量が変わり
ノイズが発生することがあります。

一般的にラッシュが多いと、カタカタとタペット音が大きくなり
少ないとヒューとうなるような音がします。

77年までのギアは平歯車なので、特に異音が発生しやすい
傾向があります。

カムシャフトを変更する場合は、元のギアを使用することで
異音を解消できます。

ノーマルのギアでも異音が発生する場合は
カムギアとピニオンギアの外径を計測して、適切なサイズの
ピニオンギアを入れることで解消できます。

カムギアもアンダーサイズ・オーバーサイズの設定があります。
 
2013年6月5日(水)
フライホイール バランス取り
ハーレーダビッドソンのリジッドマウントのエンジンは高速走行では誰が乗っても不快な細かい振動を感じることと思います。
しかし45°V型ロングストロークエンジンでは、振動を完全に無くすことはできません。
近年ではクランクシャフトの設計の改善やバランサーやラバーマウントが採用され、格段に乗り心地が良くなっていますが、EVOまで(特にショベルまで)のエンジンは、かなり厳しい乗り心地であることは間違いありません。
もともとは制限速度80Kmの時代に作られたものなので、80kmで走れば何の問題はないことが多いのですが、近年の道路事情には少々厳しいのが現実です。

そこで、最も効果的な手段がフライホールのスタティックバランス合わせです!
当社では使用頻度の高い、通常の町乗りから高速走行までの2000rpm~5000rpmに合わせてバランスを取ることで、不快な細かい縦振動を減らします。
使用するピストンやリング、コンロッド、ベアリング等々の重量に合わせて、フライホイールのバランスを合わせていくことで、非常にスムーズな回転を得ることができます。

エンジン フルリビルド時には是非とも、試していただきたい非常におススメなチューニングです!!

ビッグツイン EVOエンジンまで、スポーツスター2003年式まで

¥45,000~
2013年6月1日(土)
純正DELPHI インジェクションチューニング
2002年以降のモデルに採用されているDELPHI社製ECUのマップ書き換えチューニングをおこなっております。

特にエキゾーストやインテークを改造されている場合は、チューニングを施すことで本来のエンジン性能をより顕著に発揮することができるようになります。
空燃比および点火タイミング適正化により、性能UPのみならず、
希薄な燃焼を避けエンジンの保護にもつながります。

アイドリングの速度設定も800RPMまで変更できます。

パワーUPと燃費を両立させた非常におススメなチューニングです¡

また、車両の故障診断もおこなっております。

¥53,000~
2011年8月21日(日)
アイアンヘッド クラッチの切れ
アイアンヘッド71-E84年の湿式クラッチは
クラッチシェル ベアリングのガタつきによって、クラッチの切れが
悪くなることがあります。

アイアンのクラッチの切り離し量が少ない為、シェルが振れると
クラッチ板がすれてジャダーが起こります。

また、フリクションプレートが9枚使用されていて
切り離し量が少ないので、クラッチ板の隙間はわずかなため
硬いオイルを使用すると、クラッチ板の張り付きのような症状が
発生し、切れが悪くなります。

その他、クラッチランプ 、クラッチプッシュロッドの損傷でも
切れが悪くなります。

アイアンヘッドのクラッチの切れの悪さでお困りの方は、
ご相談ください。
 
2011年8月01日(月)
ベルト駆動のチェーン駆動への改造
ハーレーの2次ベルトドライブからチェーンドライブへの変更は
定番カスタムではありますが、
近年、車検制度が厳しくなるにあたって、
チェーン駆動を指摘されることがあります。

この場合、動力伝達装置の公認の改造申請をする必要があります。
エンジンのパワーに見合ったチェーンの引っ張り強度、
スプロケットの破断強度を証明する書類を作成し、提出しなければなりません。

当社では、動力伝達装置の変更の申請も承っておりますので、
お気軽にお問い合わせください。
2011年6月10日(金)
タペットローラー交換
 カム周辺から異音がする場合やタペットの調整が
うまくいかない場合はタペットのベアリングが
ガタついている場合があります。
このベアリングの交換でエンジンの調子が
グッと良くなることがあります。

走行距離の多い車両は点検をオススメします。

当社では、専用の冶具を使用して、ローラーの交換を確実に
行っています。

2011年6月10日(金)
クランクピン 焼付

トップエンドのオーバーホールの際に
必ずチェックしておきたいのが
、コンロッドのガタです。
クランク周りからの異音、コンロッドにガタがある場合は
クランクピンが焼きついている場合がほとんどです。

このような症状でもエンジンがかかり走行は可能なので
なかなか発見するのは難しい症状です。

クランクピンの潤滑不良、油膜切れ、オーバーレブが原因です。
金属表面の劣化等も考えられます。

ピンが焼きついている場合は、必ずコンロッドのベアリングレース
も損傷していますので、打ち換えが必要になります。

レースとピンを交換した際は、ロッドベアリングレースのラッピング、サイズ合わせが必要になります。0.02~0.03mmのシビアなクリアランスなので、加工の際は細心の注意が必要です。

当社ではクランクのオーバーホールはすべて自社で行っております。

交換部品は信頼性のあるJIMS製品を使用しています。

 
2011年5月10日(火)
ダクタイル鋳鉄シリンダー&KBピストン

ショベルヘッド用のオーバーホール時に
社外のシリンダー・ピストンを使用する場合
なかなか高品質なシリンダー・ピストンのセットがありませんが、
そのような場合、強度のあるダクタイル鋳鉄シリンダー、
安定した特性のKBアルミキャストピストンがオススメです。

社外のシリンダーは、ほとんどの場合サイズ合わせが
必要になります。
当社では、ホーニングを当社で行いそれぞれに合わせたクリアランスに設定しています。(クロスハッチ加工含)

2010年12月26日(日)
ピストンピン ブッシング
ピストン側面に斜めに磨耗がある場合はピストンが
傾いてストロークしている場合があります。

考えられる原因としては
コンロッドの曲がり、ピストンピンブッシングの磨耗が
考えられます。
この状態では、ピストンの磨耗・破損、
ピストンリングの磨耗・破損を引き起こします。

当社では専用冶具を使用して
コンロッドの曲がりをチェックしています。
曲がっている場合は、コンロッドを

ブッシングが磨耗している場合は
ブッシングを入れ替えて、専用リーマーで加工します。
2010年12月26日(日)
ハイリフト カム 取付
 ボルトオンカム以外のカムを取付ける場合
カムのリフト量を計測してバルブトレインを見直す必要があります。

バルブスプリングのコイルバインド長、
アッパーカラーとバルブガイド・シールとの距離、
バルブとピストンの距離、
オーバーラップ時のインテークとエキゾーストバルブの距離
これらを計測して、必要あらば加工して取り付けを行います。

今回はハイリフトカム用のスプリング、アッパーカラーを使用し
バルブガイドを加工して、取り付けを行いました。

正確な計測、組み込みで、確実な作動が得られます。

ANDREWS BHカム リフト量 .450”
1200cc FLHハイコンプ8:1
 
2010年12月14日(火)
ピストンピン リテナーリング 脱落
腰上オーバーホールでお預かりしている車両です。

症状はエキゾーストから白煙が少し出て圧縮が低いとのことで
エンジンを分解してみたところ、ピストンピンを留めている
リテナーリングが脱落していました。

脱落したリテナーがピストンとシリンダーを引っかいて大きく損傷
しています。

リテナーはクランクケース内に落ちており、マグネットでも拾い上げることができなかったので、クランクケースを分解したところ
破損したリテナーリングがみつかりました。
運良くクランクやケース、ギアに大きな損傷はありませんでした。

これらの発生する原因としては、リテナーリングの年式違い
取付け時のリテナーリングの変形
リングの再使用、ピストンのリテナーリングの溝の損傷、
回転数の上げすぎ、社外ピストンの精度の悪さ等が
考えられます。

小さな部品ですが、確実な取り付けが必要です。
当社ではリテナーのはまる溝を検査して、専用工具を使用して
必ず新品のリテナーリングを使用し確実に取り付けを行っています。

白煙が出ている車両は、要注意です。
圧縮の測定、シリンダーリーク計測、シリンダー内のスコープでの観測で、分解せずにシリンダー損傷を検査することも可能です。
 
 
2010年11月1日(月)
カム周辺からの異音
カムカバー周辺からモーターのような、うなる音がする車両は要注意です。
主な原因としては、カムベアリングの劣化、破損、クランクシャフト右側ベアリングの劣化が考えられます。

ベアリングが磨耗していくと、ガタが発生してベアリングおよびギアからノイズが発生します。

BT58年から99年までの車両には、ニードル形状の
カムベアリングを使用しています。

カムベアリングはクランク室まで取付け穴が貫通している為、
ベアリングが破損するとクランク室にベアリングが落ちて
クランクケース、クランク、ブリーザーギアに
大きなダメージを与えることがあります。
早めの点検・交換が、大切です。
当社では高精度のシャフトを使用して、
磨耗具合をチェックしています。

93年頃からの車両は、INAベアリングを使用していますが、
交換の際は、ベアリング数の多い耐久性に優れる
トリントンベアリングがオススメです。(写真:下)

もうひとつの主な原因としては、クランクシャフトの振れによる
クランク右側ベアリングの磨耗です。
クランクの芯がずれると、右側のベアリングに負担がかかり
ベアリングが磨耗していき、ノイズが発生します。
また、それによりピニオンギアが偏心することで、
ギアからもノイズが発生します。
当社では、ダイヤルゲージを使用してピニオンシャフトの振れを
点検しています。
振れが大きい場合は、クランクの心出し、
ベアリングの調整・組付けが必要になります。

いずれの場合も、そのままにしておくと重大なダメージを
エンジンに与えることになりますので、
早めの点検・修理をオススメしています。
 
2010年10月5日(火)
ツインカム キックキット 取り付け
ツインカム88 5速にキックスターター取り付けを行いました。

EVOの5速トランスミッションと基本構造が一緒なので
ツインカムでもキックスターターキットが取り付け可能です。

ショベル以前のモデルとは全く違う高圧縮比のエンジンなので
キックを踏み下ろすのはかなり力が要ります。。。
ですが、全く踏めないわけではなく、しっかりと体重をのせて
コツさえつかめば、キックスタートが可能です。

ツインカムにキックスタートという掟破りのカスタムですが
ゴツいエンジンにゴツいトランスミッションはなかなか似合います。

バッテリー上がり等にも対応できるようになるので、
実用性もあります。

キックスターターキット取り付け
工賃\35,000~

※キックスターターキット、ベアリング、リテナーリング、T/Mオイル
が別途必要になります。

※キャブレターモデルに限ります。
2010年10月5日(火)
ナックルヘッド ブリーザー バルブ オーバーサイズ 加工
ナックルヘッドエンジンはロッカー周りのオイルを
ピストンの上昇時に発生するクランクケース内の負圧を利用して
クランクケース内に吸い込んでいます。

その構造のため、ブリーザーバルブとクランクケースに傷や磨耗が発生すると気密性が悪くなり、ロッカー周りのオイルが
吸い下げられなくなり、ロッカー周りからオイル漏れが発生します。

対策方法として、傷ついたクランクケースのブリーザーバルブの
穴を拡大して、オーバーサイズのブリーザーバルブを
使用することで、気密性を戻すことが可能です。

当社では、専用の冶具を使用して加工しますので、
エンジンをフレームから下ろすことなく、作業を行います。


ブリーザーバルブ ホールオーバーサイズ加工
工賃\98,000~


※別途
ガスケット、オーバーサイズ ブリーザーバルブが必要になります。

※ナックル、パン、ショベル、EVOエンジンにも同様の加工ができます

写真:

上) 傷ついたブリーザーホール

中) 加工中

下) スタンダードとオーバーサイズのブリーザーバルブ
2010年9月30日(木)
ツインカム カムチェーン テンショナー
ツインカム88のカムシャフトはチェーンで連結されていて、
テンショナでチェーンにテンションをかけています。
このテンショナは耐磨耗素材で作られていますが、
走行状況によりますが、約5万キロでテンショナが磨耗して
サービスリミットを越える場合が多く見られます。
最悪の場合は、完全にすり減ってテンションが全くかからなくなります。
さらには破片がエンジン内に入り込み、オイルポンプやオイル経路に詰まりが生じる可能性もあります。
カムカバー周辺からノイズが大きく生じる場合は、要注意です。

5万キロを超えた車両は、カムカバーを外してテンショナーの状態を確認することをお勧めします。

更なる対策として、ギアドライブ化にすることでEVO以前の車両のように、カム周りの耐久性を大幅に増すことができます。


カムテンショナー、ベアリング交換
工賃\68,250(ロッカーカバー分解してプッシュロッド脱着)

カムシャフト ギアドライブ化
工賃\68,250(ロッカーカバー分解してプッシュロッド脱着)

カムチェーン テンショナー点検
工賃\3,150

※部品代は別途必要になります。
 
2010年9月27日(月)
USA仕様 XL ダンパーレス プーリー
2004年以降の日本で販売されるスポーツスターはリアプーリーにラバーダンパーを搭載しています。

EVO以降のXLモデルは1次(プライマリー)ドライブに、コンペンセータースプロケット(衝撃吸収スプロケット)を持たない為、ドライブトレインにダイレクトにエンジンの出力が伝わります。
そのため、リアドライブのベルト化により多少の衝撃を吸収するようになっています。

日本の道路事情は加速、減速を頻繁に繰り返すことが多いので2004年からはリアプーリー内にラバーダンパーを組込みドライブトレインにかかる負担を少なくし、圧縮の高いXLエンジンでもアクセル ON OFF時に起こるガクガクした感じを抑えています。
このことにより、リアタイヤへ伝わるアクセルのダイレクトも失われます。

USA仕様2004年以降のスポーツスターのプーリーには従来通りダイレクトにホイールにマウントされています。そのため、アクセルにダイレクトにリアタイヤが反応するため多少ガクつきが起こりますが、自然なアクセルワークが可能になります。
左下の写真にあるように、見た目はスッキリとした感じになります。
2004年以降のXLモデルのダンパーレスプーリーの取付け
工賃¥6,800

※プーリー、スペーサー、アジャスターが必要になります。
2010年9月15日(水)
EVOシリンダーベース オイル漏れ

EVOエンジンはトップエンドからシリンダーのオイルラインを
通過してクランクケースに戻るため、
ガスケットの劣化やひずみによって熱の逃げにくいリアシリンダーから、約40000キロ程度でオイル漏れが発生するケースが多く見られます。

この対策として、通常は
①シリンダーベースのひずみ除去、
②メタルガスケットの使用
以上の対策方法がありますが、
これに加えオイルラインのバイパスチューブ加工があります。
チューブを使って直接オイルをクランクケースに戻す為、
ガスケットに触れることなくオイルがクランクケースに戻ります。

シリンダーベースのひずみ除去、メタルベースガスケット、オイルラインバイパスチューブ取付
以上の3つの対策を施すことで、シリンダーベースからのオイル漏れを長期にわたって止めることが可能です。

EVOシリンダーベースオイル漏れ修理
\84,000(ガスケット代、バイパスチューブ代を含む)

写真上から

リアシリンダーベースからのオイル漏れ

バイパスチューブ

バイパスチューブ、メタルガスケット取付

 

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TEL 042-713-3125
FAX 042-761-6814

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